令和6年12月7日㈯来賓4名をお迎えして令和6年度愛媛県高等学校PTA連合会集う会を開催いたしました。

インフルエンザが猛威を振るう前ながら3名の欠席者を出しつつも、当日は県下全域からPTA関係者80名の参加をいただいています。

開会行事に続き認定NPO法人国際地雷処理・地域復興支援の会 理事長 高山良二先生から『後から来る人たちのために』と題する講演会が開かれました。

高山先生は愛媛県北宇和郡三間町(現宇和島市)のご出身。陸上自衛隊在籍時の平成4年~5年に「カンボジアPKO」に参加されて以降カンボジアに特別な思いを抱かれていたそうです。平成14年の定年退官と同時に「日本地雷処理を支援する会」参加し、カンボジア現地副代表として不発弾処置活動の立ち上げを行いました。

その後現在に至るまで継続して地雷処理・不発弾処理を行い、地雷原の安全化を行った土地でキャッサバという現地の熱帯低木を植えて、そこから取れるカサバイモを使って酒造りをしています。その他乾燥フルーツやお茶作りも行っており付加価値の高い商品から現地の経済支援まで行っている説明がありました。

講演中にはカンボジア現地とインターネットを用いて中継を行っています。パートナーのソックさんの紹介により、現地の工場や実際に掘り起こした地雷を参加者全員で見ました。無力化しているとは言え地雷の実物は迫力を感じました。

その他現状の課題やこれまでマスコミに取り上げられた実績なども紹介され、高山先生の活動への理解を深めることができました。

グローバル化が進んでいる現在、保護者の我々も国際的な観点が欠かせません。また高山先生を貫く「利他の心」は心を強く打つものがありました。

多数の方にご参加いただきありがとうございました。