高知県大会午前の部 「チャンス、チェンジ、チャレンジ」 宇和高校学校 PTA会長 門多大輔

 7月12日に開催された第66回中国·四国地区高等学校PTA連合会大会高知大会に参加させていただきました。私自身、初めての参加であり、参加者人数に圧倒されて活気に驚き等も感じました。高知大会に開催までの準備や当日の運営等、高知県の皆様、本当にお疲れ様でした。感謝申し上げます。

 午前、「夢を叶えるジョンマンスピリット」〜初めて世界を見た日本人、ジョン万次郎〜の演題で、垣内守男先生の講演がありました。ジョン万次郎と聞いて私は、恥ずかしながらアメリカと何か関係のある方ぐらいの知識しかありませんでした。垣内先生の熱意ある語りに引き込まれながら、ジョン万次郎は別名であり、中浜万次郎は日本人として初めてアメリカ大陸に上陸した人物であること、漁の最中に遭難、アメリカの捕鯨船に助けられ、アメリカに渡った時のエピソードを学ばせていただきました。並びに英語をはじめ、航海術、西洋文化を日本に伝え、幕府の開国政策に大きな影響を与えたとのことです。幕府の軍艦操練所教授や明治初期には開成学校(現:東京大学)で英語教授を務め、英語教育の創設者ともなられたとのことでした。最後の辺りで、垣内先生がおっしゃられた「あきらめない、投げ出さない、人の役に立つ」ジョンマンスピリット、とにかく誰にでも持っいる、眠ったままにしてないか?のお言葉、3C言葉「チャンス·チェンジ·チャレンジ」のお言葉にとても感銘を受けました。ピンチや壁を「これは何のチャンスだろう」と考えることを目指していきたいものです。また私達保護者は子供達へ「あきらめない、投げ出さない、人の役に立つ」ことを言葉だけでなく、行動で伝えていき、前向きな人生を送れるように子供達を応援していきます。私自身、D言葉(でも、だって、だけど、どうせ)は、発しないようにしてますが、心の中で潜在的に言っていることは戒めれません。D言葉を捨てて、気持ちを前向きにする為にもかけがえのない今を大切にしていきたいと思いました。
 国際化時代を迎えた今、ジョン万次郎の波乱に満ちた生涯とともに評価が一層、高まりつつあると考えます。時代は再びジョン万次郎を求めているかもしれません。近いうちに銅像がある足摺岬へ行ってみたいと思いながら、帰路に車を走らせました。

 

高知県大会午後の部 八幡浜工業高等学校 PTA会長 菊池こずえ

 昼食のお弁当でお腹を満たされところで、高知県立高知丸の内高等学校・音楽科の素晴らしい合唱から午後の部がスタートしました

 高知県立高知農業高等学校による「農」を学び「農」で学ぶでは、グァバ栽培を通じて農福連携と商品開発、そこから学ぶ障がいのある方との人間関係、ICTを使った新しい農業、今後も高知農業高校のトマトを知って貰う為の活動と日々新しい取り組みへのチャレンジに若い力を感じました。

 高知県立大方高等学校の「犠牲者ゼロ」の町で高校生が出来る事は何か。
 太平洋に面し山も川も共存する自然豊かな町、高齢化率46%南海トラフ地震発生時の津波の高さ34、4メートルを想定と発表され避難を諦める地域住民と一緒に避難訓練を何度も行い、犠牲者ゼロに貢献する活動「人間が命を守れば良い」主体的に生きる力、高校生1人1人の強い信念素晴らしい取り組みを知ることができました。

 高知県立高知商業高等学校のラオス学校建設活動30年の軌跡・ジビエ部の挑戦
 ラオス学校建設をこの30年で全校生徒、保護者、教職員皆んなで取り組む国際協力と地域貢献により、ラオスに9の学校、幼稚園の建設。高校生がラオスの子供達の為の明るい未来のため国を超えた取り組み。
 ジビエ部の野生鳥獣の商品開発、その資金をさらに森林保護活動への寄付まで
 ラオスの学校、ジビエ部の取り組み先輩達の思いを伝統として守り行動で感謝を示す
取り組みの数々に心打たれました。

 研究協議会では山口県立下関双葉高等学校の5年間のPTAの取り組み
 鳥取県米子東高等学校のPTAの魅力ある学校作り
 高知県立高知国際中学校・高等学校の統合校による
 はじめの一歩
 それぞれの学校で生徒や学校の為に様々な取り組みを発表頂き、研究協議会も盛り上がりました。
愛媛でも子供達の発達に応じたPTAとして、多くの保護者が関われる支援のあり方を検討していきたいと再度実感させて頂きました。

令和7年7月11日㈮ くにびきメッセ(島根県産業交流館)
第67回中国・四国地区高等学校PTA連合会大会 島根大会が行われます。