中国・四国地区高等学校PTA連合会大会島根大会(報告)
愛媛県高等学校PTA連合会 会長 佐々木 亨
7月11日に島根県松江市の「くにびきメッセ」で「神話の郷に集う縁~新時代を生き抜く力を~」というテーマのもと、第67回中国・四国地区高等学校PTA連合会島根大会が開催されました。
午前の部ではメカニックデザイナーの山根公利氏が「ITから生まれる人の幸せとは何か?」という演題で講演が行われました。メカニックデザイナーという職業はアニメ等に登場するロボットや飛行機、戦艦等のデザインをする仕事ですが、私はこの講演を聞くまではそういった職業があることも知りませんでした。講演では、山根氏が高校卒業後に東京の専門学校へ進学し、新聞奨学生として働きながらアニメーションについて学んだ体験や、卒業後アニメのメカニックデザイナーとして働いた経験、生まれ故郷である島根県へUターンした経緯や、その後の生活の様子を交えて様々なお話を聞かせていただきました。東京での努力や出会いを大切にしていたから、島根県にUターンしても仕事で成功することができたのだと感じました。また地方の過疎化や東京一極集中が進んで行く中で、生まれ故郷に住み続けたい人への希望となるような講演でした。
午後に入り、島根県内の高校生による活動発表がありました。
まずは、島根県立浜田商業高等学校の郷土芸能部による岩見神楽の発表でした。神楽に登場した8体の大蛇は迫力満点で、太鼓囃子に合わせて舞う踊りは力強く華麗でした。
次に松江市立皆美が丘女子高等学校のダンス部によるダンスの発表が行われました。私たち、保護者世代が懐かしいと思う曲に合わせたダンスもあり見ていて楽しい気持ちになりました。
最後は、島根県立出雲農林高等学校の出農雲太鼓部による和太鼓の演奏がありました。息の合った力強い太鼓の演奏は見ていて元気になりました。どの発表も、日頃から厳しい練習を重ねている成果であることが伝わってきました。
午後の部では研究協議が行われ3名の代表者が発表をしました。
1つ目の発表は「金光学園中学・高等学校やつなみ保護者会」の藤井秀和会長による「子とともに育つ」~金光学園やつなみ保護者会のあゆみ~でした。
金光学園やつなみ保護者会は地区委員、学年委員、評議員で構成されており生徒の学習環境の整備と保護者の親睦を深めることを目的としているとありました。また、機関紙「やつなみ」を年間3回発行して情報発信に力を入れているそうです。
2つ目の発表は「愛媛県立今治東中等教育学校PTA」のピアース恵利会長による「生徒の夢を支えるPTAの役割」~教職員との連携による6年間の教育支援~でした。
愛媛県立今治東中等教育学校PTAでは4つの委員会を中心に運動会や文化祭などの学校行事のサポート、PTA研修旅行や職員との懇親会など親睦を深める行事のほか、生徒会との座談会を開き生徒たちの気持ちをより深く理解し、PTAとして学校への協力を充実させる取り組みを行っているとありました。
3つ目の発表は「島根県立隠岐高等学校PTA」の鳥井登会長による「人情の島が創る隠岐高校」~地域が育む高校魅力化~でした。
隠岐高等学校は隠岐ユネスコ世界パークを活用した授業を実施するなど、離島という環境を活かした特徴的な取り組みを行っています。 この隠岐の島では人口減少が大きな課題となっており、隠岐高校の定員にも影響が現れています。このような中、学校PTA、地域が一体となって隠岐の島や隠岐高校の魅力を発信し、地域活性化を行っている取り組みについての発表がありました。
それぞれの研究協議に新たな発見があり、共感する部分もあり大変に勉強になりました。
そして最後に次回開催県の香川県高等学校PTA連合会の杉本勝利会長から挨拶と抱負が述べられ閉会となりました。
会場の雰囲気や設営、お出迎えなど随所に島根県の魅力がたっぷりと詰まった素晴らしい大会でした。



